こんにちは。ゆんです。
北海道で不動産投資をしています。
今回は、北海道といえど夏は暑くなってきたので、エアコン導入も検討しようと思い、いろいろ調べた覚え書きです。
エアコンの畳数の表示は当てにならない?
まずはどんなスペックのエアコンをつけるか検討することにしました。
最初、エアコンは14畳のリビングであれば14畳用を選ばなければいけない、と思っていましたが、
見積もりを相談した設備会社さんに「6畳用で大丈夫ですよ。僕の家も戸建てですけど6畳用のエアコンをリビングにつけていて、それで十分です」と言われました。
調べると、エアコンの「畳数」は、「50年前の日本の木造住宅」を基準にして表記しているため、現在の住宅の断熱性や気密性能とは合わないそうです。
たとえば、現在の新築の半分程度が達成している「次世代省エネ基準」に当てはめると、6畳用エアコンでも18畳に十分なのだそうです。
詳しくは
間違いだらけのエアコン選び 「過大能力」避ける常識: 日本経済新聞
に詳しく計算方法などが載っています。
そこで、6畳用のエアコンの想定で見積もることにしました。
エアコンと室外機のセット価格を調べると、5万程度で販売されていました。
中古だと、8畳用でも2万台だったりしました。
つぎに、「エアコンの表示にある、kwってなんだろう?」と思って調べました。
どうやらこれは、専用回路を作る必要があるかどうかにも関わる問題のようです。
「kw」ってなに?
「kw(キロワット)」とは、エアコンのパワーのことで、冷房の場合だったらある時間あたり、どれくらいの熱を除去できるのか?を指す単位なのだそうです。
このkwによって、何畳かを決めているみたいです。
一般には、2.2kwなら6畳まで、みたいに売られているそうです。
今回は6畳用のエアコンでいいじゃん、となったので2.2kwのエアコンを調べることにしました。
見積もりの前提
- バルコニーなしアパート
- 少し斜地にある
- 地階が駐車場で上に2階建っているアパート(一方からは3階建て、一方からは基礎の高めの2階建てに見える)
- 雪国のため室外機は地面に置けない
予算次第で頼むか決めたかったので、
現地を見てもらうのではなく、現地の写真や平面図を送って、
概算見積もりをとっています。
見積もり結果
個人業者A
1階だと
一台当たり、取付費のみで
- 標準取り付け22000円
- 配管カバー7700円(投資物件ですと室内カバーつけない場合が多いらしい)
- 基礎壁面取り付け15000円(基礎につけるのは、雪国なので地面に置けないのだと思います)
- 専用回路15400円
- モール10M11000円
合計63400円〜
とのことでした。
2階部分だとさらに
- 配管延長費用(メートルあたり3000円程度)
- スライダー(2段式伸縮ハシゴ)作業11000円
なども追加されるようでした。
個人業者B
「中古エアコンを購入するのでつけてほしい」という見積もりをお願いしました。
- 1台分の取り付けに約6万円
- 1台分の電源工事(コンセント増設含む)に約3万円
合計 約9万円/台
でした。
エアコン費用3万と見積もっても一室あたり12万は超えてきそうです。
個人業者C
地面が斜めのため、ハシゴなどが難しい。高所作業車が必要?なので受けるのが難しい
ということでした。
専用回路って必要なのか
さて、私が見積もりをとった2社の見積もりには、「電気工事専用コンセント増設」が含まれていました。
エアコン専用回路は必要なのでしょうか。
↓こちらの動画のエアコン設置業者の方のお話によると、
- 本来、電圧が100V仕様のエアコンには規定なし。
- 電圧が200V仕様のエアコンで2.5kw以上の場合は、専用電源が必要。
- しかし、量販店では、(2.2kwの場合でも)一律に専用コンセントがないとできませんと言われてしまう。
- 専用回路の設置は法令上の義務なく、国の規制ではない。
10Aを超える場合は、専用コンセントの設置を勧告しているが、10Aというのは、2.8kwまでのほとんどのエアコンが該当しない。
とのことです。
↓動画の中では専用回路をもうけずにエアコンを壁のコンセントにつけられています。
そういった事情から、古いアパートに専用回路がないために、量販店からはコンプライアンスにふれるということで、エアコンの取り付けを断られる事例が多いようです。
結局どうしたか
思ったより、高かった。。
6室つけると50万以上となり予算的に厳しいバリューアップだったので諦めました。
先輩大家さんによると、7〜8年後の機会入れ替え等のメンテ費用も高めなんだそうです。
別の物件ではガス会社さんとの交渉により、無償貸与という形でのエアコン設置(なおかつガス代金は引き下げ)が実現しました。
この物件でも、ガス会社変更でエアコン設置・なおかつガス供給価格は現状維持か引き下げというかたちでできないかなあ、と検討中です。
↓エアコン貸与の記事はこちら。