所有物件の草刈りを自分でやることにしました。
どれくらいのお金が節約できたのか?
効率よく草刈りするためにどんな道具があるといいのか?
大家が自分で草刈りをすることで起こる、意外な効果などを書いていこうと思います。
そもそも草刈りって必要なの?
草刈りに来ています。
— ゆん (@fudosanjan) 2022年7月3日
暑くてしぬ…もっと涼しいときにやるべきだな…
(灯油個別で刈りづらい🥺)
入居者さんには「あらやってくれるの〜」と喜ばれました。 pic.twitter.com/GGmFYXMtkP
私の所有する1棟目の物件(青っぽいのでブルーハイツとします)には20平米ほど、地面むき出しのエリアがありました。
オーナーチェンジのときに、入居者さん向けにアンケートを取ったのですが、
そこに「草刈りしてほしい」という要望が書いてありました。
また、他の部屋の入居者さんとも、電話をしたときに「年に2回は草刈りをしてほしい」というリクエストをもらったので、まずはシルバー人材センターに見積もりをお願いしました。
うろ覚えですが、草刈り四千円、処分費七千円くらいだったと思います。
ブルーハイツの家賃は激安なので、毎回、1万かかるのは痛いな・・・と思いました。
「草刈りって必要なのかな?」とも思ったのですが、
放っておくと、大きい木になってしまい、ほかの家に越境してしまってクレームがきたりしかねません。
また、入居者さん的には、灯油入れにツタが絡んでいくのも、気になるようでした。
たしかに、灯油まわりがボウボウになってしまうと、ガス会社の人も入って行きづらいかもしれない。
そう思い、草刈りについて調べることにしました。
効率的に刈るために必要な道具ーエンジン式か充電式か?
私は以前、市民農園を借りて畑をやったりしていたので、手での草刈りが大変だというのはわかっていました。
年に2回以上草刈りをして、今後物件も増やしていくなら、いっそ設備に投資をして、効率的に草刈りをできるようにしようと思いました。
そこで草刈り機について調べました。
わかったことは、草刈機には
- エンジン式
- 充電式
のざっくり2種類があるということです。
エンジン式は、パワーはあるが、エンジンオイルを燃焼させるので、臭い。音が大きい。というデメリットがあることがわかりました。
いっぽう充電式は、静かで、臭くない。
大草原を草刈りするわけではないので、ブルーハイツの草刈りなら充電式で十分だなと思いました。
次に、軽量で、初心者でも使いやすい充電式の草刈り機を調べました。
最終的に決定したのがこちらです。
- ツーハンドル式で、両手で持てるので安定しやすい
- マキタの電動工具と互換性のあるバッテリーを使っている
- 分割棹のため、長さを半分くらいにでき、車で運びやすい
- 安心のマキタ
が選んだポイントでした。
想定より高くて悩みましたが、
シルバー人材センターに「いま混んでいて、草刈りをするとしたら1ヶ月以上あとになる」と言われて、「自分でやるならいつでもできるのにな」と思ったこともあり、購入することにしました。
「高刈り」だと生えにくい
草刈りのイメージとして、根本すれすれを刈っていくイメージがあったのですが、
むしろ「10cmくらい草丈を残して刈る」ほうが、次の草が生い茂りにくいというのがわかりました。
背が高くなるイネ科が減って、背の低い植物が増えるらしいです。
良いハーネスがあると疲れにくい
どの草刈り動画を見ても、皆さん基本的にハーネスをつけて草刈りをしていました。
ハーネスによって草刈り機を固定しないと、キックバック(刃が何かに当たって、衝撃で草刈機が動くこと)が起きたときに危ないのでしょう。
実際に、草刈機の刃で怪我をして亡くなった人もいるようです。
私も怪我が怖かったので、良いハーネスを買うことにしました。
マキタの草刈機には標準でハーネスがついていましたが、一方の肩にだけ負荷がかかるタイプだったので、もっとしっかり固定できるものにしました。
大家自身で草刈りする意外な効果
やるまでは気づきませんでしたが、やってみると、草刈りDIYにはいろいろなメリットがあることがわかりました。
まず、1、2時間ほど草刈りをしているので、入居者さんと接点を持ちやすいです。
私が草刈りをしたブルーハイツは長期入居者さんが多かったこともあり、「やってくれるの。ありがと〜」と言った感じで、差し入れをいただいたりしました。
また、この会話がきっかけで、雨漏りが起こっていることを知るなど、賃貸経営上、有益でした。
また、自分で汗をかきながら草刈りをする姿によって好感度が高まったのでしょうか、
草刈りの様子を見ていた入居者さんとの交渉がうまくいきました。
エクササイズとしても、そこそこ良い運動になった感があります。
ふだん運動をあまりしない女性の自分でも、そんなに負担感なくやり遂げられました。
やる前はひたすらビビっていましたが、刃の周囲に人がいないように気をつけたり、刃を動かす向きを守ってキックバックに気をつけたりすれば、そこまで危ないものではないのではないかと思いました。